労働基準って、スピード規制みたいなもんなんだろうな

福祉職の中には、当事者を直接ケアする現場職も多いです。
そして、常に当事者と一緒にいるため、昼休みが取りにくいこともよくあります。
勤務時間中は当事者と接しているため、事務作業は残業で対処することもよくあります。
そういう事態に対して、「しょうがないでしょ」で片付けられます。
世間もそう思っているし、業界内でもよくそう思われています。
福祉職に限らず、多くの職場で、労働基準はあまり重要視されていないように思います。
僕はよく思います。
労働基準って、道路でのスピード規制みたいなもんだな、と。
道路を車で走る時、スピード制限をきっちり守っている車は、ほとんどありません。
それよりも、周りに合わせてスピードを上げることが求められます。
スピード違反をしないと、怒られます。
もともと、法に違反をすることが前提になっている文化なのです。
では、違反に対して、警察につかまり、みんなが守ってくれるかというと、それはない。
スピードの出し過ぎを諌められたり、警察に見つかった運の悪さを同情したりはしても、守ってはくれない。
トラブルが起きても、誰も守ってはくれない。
同情するだけ。
労働基準法も、道路交通法も、違反をすることが暗に求められているし、捕まっても同情しかされないという点で、似ている。
なんとか変えていきたいものです。
LEAVE A REPLY