【ふくタス】顔の見える関係が、どれほど大事なのかは、考えておく
福祉業界では、「顔の見える関係」が重視されます。
困った時、悩んだ時、すぐに相談ができるには信頼関係が大事で、その一歩が、顔の見える関係です。
一方、顔の見える関係であるためには、時間やコストがかかります。
特定の場所、特定の時間に、人が集まらないとならないからです。
在宅福祉や地域連携が強く求められるにつれ、顔の見える関係であることは、ハードルが高くなってくるのを感じます。
僕は、テレビ電話を使った意見交換は、福祉業界でも使えると以前から思っていました。
特定の場所に集まらなくても、多くの人が会することができるからです。
移動する時間がなくて話せないくらいならば、テレビ電話を使ってでも話す方が、ずっとずっとましだと思うのです。
しかし吉越浩一郎さんの著書では、さらに上を行く発言がありました。
テレビ会議の利点はお互いの顔が見えることだと言われます。
しかし、顔を見ることはそれほど重要じゃない。
大切なのは、会議で決まったことを社員がライブで理解し、情報を共有すること。
それがテレビ会議導入の最大の理由でした。
Amazon.co.jp: 2分以内で仕事は決断しなさい: 吉越 浩一郎: 本
「顔の見える関係」が大事なのは、僕も分かっています。
しかし、「顔を見ることはそれほど重要じゃない」という意見も、常に意識していようと思います。
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